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福徳銀行5億円強奪事件(ふくとくぎんこうごおくえんごうだつじけん)とは1994年に発生した現金強奪事件。金融機関における1回での現金強奪金額としては最高金額であり、史上最大の銀行強盗事件と言われている。 == 概要 == 1994年8月5日午前9時20分頃、神戸市中央区三宮町の福徳銀行神戸支店の車庫にて、行員3人が現金輸送車から現金が入ったジュラルミンケース3個を下ろそうとしたところ2人組の男が近づき、行員らに拳銃のようなものを向けてライトバンに押し込んだ。その隙にジュラルミンケース3個に入った現金約5億4100万円を強奪し、乗り付けてきた車を猛スピードでとばして逃走した。 行員3人より、2人組の犯人のうち短銃を持っていた方は「年齢40歳くらい。身長170cm。グレーの作業服にサングラスの男」、もう1人は「50歳ぐらい。身長172cm。ベージュの作業服。顔に包帯のようなものを巻いていたミイラの男」との証言が得られた。 現金強奪に使われた車は現場から600mの路上に乗り捨てられており、盗難車と判明した。 1999年10月、換金を依頼した札が奪われた札の記番号と一致したことと、元会社員が知人に犯行を打ち明けたことで、犯人を元暴力団員A(当時48歳)と元会社員Bを犯人として捜査が進められた。11月、捜査当局は犯行を知人に打ち明けたBを事情聴取したが、Bはその直後に自殺した。 元暴力団員Aは事件の後で海外渡航を繰り返していたため、刑事訴訟法255条1項によって公訴時効が約8か月延長されていたが、2002年4月1日、公訴時効が成立した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「福徳銀行5億円強奪事件」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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