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福池型補給艦[ふーちーきゅうほきゅうかん]
福池型補給艦(フーチーきゅうほきゅうかん、)は中国人民解放軍海軍の補給艦の艦級に対して付与されたNATOコードネーム。人民解放軍海軍での名称は903型総合補給艦()。 == 来歴 == 人民解放軍海軍では、1970年代末に3隻を建造し、本格的な洋上補給艦の運用に着手した。このうち2隻は、1980年に行われた大陸間弾道ミサイル発射実験の一環として、観測艦隊に参加してフィジー沖の南太平洋に派遣されて、本格的な外洋作戦行動を行っており、もともとこの任務のために建造されたとする見方もある。その後、1980年代にさらに2隻が追加建造されたものの、これらはまもなく退役し、4番艦は1987年にパキスタン海軍に売却され、3番艦も1989年に商船(タンカー)として転用された。その後、1996年には、ウクライナ製のタンカーを購入し、改装のうえで「」として就役させたが、16ノットと鈍足で、本格的な艦隊随伴用としては不十分であった。 一方、上海市の滬東造船廠では、1994年よりタイ王国海軍向けの補給艦として「シミラン」()を建造していた。これは、元々は人民解放軍海軍用の新型補給艦として設計されていた試案をもとに、タイ海軍の要求に応じて改正したものであり、北大西洋条約機構(NATO)の基準に基づいて建造されていた。 本型は、この「シミラン」をもとにして、人民解放軍海軍向けとして再設計したものである。計画は1999年より着手されたが、「シミラン」の実績があったことから順調に進展し〔、1番艦は2002年に起工された〔。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「福池型補給艦」の詳細全文を読む
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