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福沢諭吉の真実[ふくざわゆきちのしんじつ]
『福沢諭吉の真実』(ふくざわゆきちのしんじつ)は、2004年(平成16年)8月20日に文藝春秋から発行された新書である。著者は静岡県立大学国際関係学部助手(当時)の平山洋。 == 成立 ==
2001年(平成13年)4月21日の朝日新聞に掲載された安川寿之輔名古屋大学名誉教授の論説「福沢諭吉 アジア蔑視広めた思想家」に、平山が反論「福沢諭吉 アジアを蔑視していたか」(5月12日付同紙)を掲載したことで、いわゆる「安川・平山論争」が始まった〔平山 2004b p.240〕。 5月21日に安川は慶應義塾大学で講演をおこない、講演資料で「福沢論争 批判は事実に基づいて」という再反論を掲載した〔安川を慶應義塾大学の講義に招いたのは当時、慶應義塾大学の経済学部教授であった松村高夫である。安川 2006 p.366〕。この資料に対して、5月30日に平山は再々反論をおこなった。さらに、5月30日から6月26日の間に、安川と平山との間で往復で3回の意見交換が書簡でおこなわれた〔平山 2004b p.241〕。 その後2003年(平成15年)4月までに『福沢諭吉の真実』の原型を完成させた。この原型は、元慶應義塾福沢研究センター所長の西川俊作名誉教授の推薦により、出版の日の目を見ることになった。この原型は新書で出版するためにページ数を3分の2にまで減らしたため、無署名論説(社説)の起筆者の推定に関する部分は割愛されることになり、2004年(平成16年)8月20日に出版されることになった。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「福沢諭吉の真実」の詳細全文を読む
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