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『私たちが好きだったこと』(わたしたちがすきだったこと)は、宮本輝の小説。『小説新潮』1992年9月号から1995年8月号まで隔月連載、1995年11月に新潮社より刊行された。のち松岡錠司監督で映画化され、東映配給で1997年に公開されている。 ==あらすじ== 工業デザイナーを目指す北尾与志は、ある日倍率76倍の超人気の高層公団マンションに当たり、大学時代からの親友、佐竹専一(通称ロバ)に間借りをし同居することになった。その祝いにバーに行ったら愛子と曜子という見知らぬ二人と隣りの席になり意気投合した。 翌日、与志とロバが目を覚ますと昨日の夜に会った柴田愛子と荻野曜子が荷物を抱えて二人のマンションに引っ越してきた。二人の話では、与志とロバが二人にマンションへ引っ越してきてもよいと了解を取ったという。ひょんな事から男女4人という奇妙な共同生活を始め、友情から愛情へと変わる。4人にはそれぞれ小さくても心に根深い問題があるがこの共同生活により励まし、支えあい、困難に乗り越えていった。 しかし、多種多様な困難を乗り越えていく中で、人生は試練と教訓の積み重ねでこの4人の楽しい生活と関係を維持させてはくれなかった。それぞれが最後には旅立ち、無償の愛と友情が思い出として残った。 映画では4人が知り合った貧乏な男女を支援したり、ロバが海外で撮影をしていた時に、現地ガイドが止めるにもかかわらず、険しい山奥へ入っていったため、生死にかかわる大けがをしてしまい、そのまま日本に帰国して、救急車で病院に運ばれ、病院から通報を受けた警察から、けがをした経緯について取り調べを受ける話をカットするなど、小説とは違い、4人の恋愛事情にスポットを当てた内容・コンセプトになっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「私たちが好きだったこと」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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