翻訳と辞書 |
私堰タイ
私堰埭(しえんたい)は、主に中国唐代の史料に現れる、江淮地方の運河などにおいて設置された私的な勢力の運営による閘門の一種。船舶の通行時に独自に税(通行料)を徴収した。 == 背景 == 唐代において、江淮地方は「江浙熟すれば天下足る」「天下赋税仰仗江淮」などと評される、食料生産力・経済力において中国随一の地方であり、ここから限定的な食料生産力しかない関中の首都長安への物資輸送(漕運)は唐朝の生命線であった。隋の煬帝により大運河は開削されていたものの、これに接続する小河川・運河を含めて唐代を通じて整備が行き届いていたとは言えず、船舶の通行には常に困難がつきまとった。ここに、私的に河水をせき止め、水量を調節して船舶から通行料を得る勢力が現れたと考えられる。 * 及浙西觀察使李錡領使,江淮堰埭隸浙西者,增私路小堰之稅,(新唐書食貨志三漕運)
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「私堰タイ」の詳細全文を読む
スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース |
Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.
|
|