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秋山 完(あきやま かん)は日本のSF作家。性別は男性。日本SF作家クラブ会員。著作のプロフィールには「滋賀県大津市・琵琶湖畔に住む、山羊座のB型」「趣味は船の観察(シップウォッチング)。古き良きアメリカが大好き」とある。SF系の老舗同人誌グループ『星群』の出身者〔大森望・三村美衣『ライトノベル☆めった斬り!』(太田出版、2004年)114ページより。なお、同サークルは菅浩江、水野良、山本弘なども輩出している。〕。 なお、サラリーマンと掛け持ちの兼業作家(本人は「内職作家」と称している〔http://www.asahi-net.or.jp/~gq3k-okmt/akiyama.htm〕)であった。 2012年3月現在は勤務先を退職し、文筆業に専念している〔早川書房『SFマガジン』2012年1月号277ページより〕 ==作風== デビュー以来一貫して「なつかしき未来」(ノスタルジック・フューチャー)をテーマにひとつの世界の様々な時代、場所を舞台とした物語を発表している。作品は非常にメルヘンチックでリリカルな側面と深い人間描写に支えられている。 作風は基本的にスペースオペラを基調としているが、主人公となるのは従来のスペースオペラではほとんど着目されていなかった立場・役割・職業の人々である。また、テーマとして「戦争の後始末」や「虐げられたる者の抵抗」あるいは「戦争という現象そのものに対する戦い」を描くなどの試みがなされており、この点は特に秋山完の作風として注目に値する箇所であろう(このことは『シリ-・ウォーズへの道 私製ガイドブック』でも強調して述べられている)。 例えば、『リバティ・ランドの鐘』は軍事集団の作戦行動に巻き込まれた宇宙遊園地の接客用アンドロイド達が人間を守るために軍事集団と戦う物語であるし、『ペリペティアの福音』の主人公の職業は星間戦争で戦死した人々を弔う葬祭業者である。 また植物に関する知識も深く、作品中で植物が物語の根幹に関わる設定を用いることもある。(『ラストリーフの伝説』、『ファイアストーム』等) なお、作中世界における「銀河標準語」は日本語である〔「AKI-KAN●TIMES」No.3より〕 。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「秋山完」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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