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秋日和[あきびより]
『秋日和』(あきびより)は、小津安二郎監督による1960年製作の日本映画。
== 概要 == 鎌倉に暮らし里見弴と親しくしていた小津が、里見の原作をもとにシナリオ化した作品で、この趣向は『彼岸花』(1958年)に続いて2本目。長年、多くの小津作品で娘役をつとめてきた原節子が初めて母親役を演じ、端役で登場した岩下志麻は本作で小津に見出されて『秋刀魚の味』のヒロインに抜擢される。ローポジションでカメラを固定して切り返す独特の画面や風景カットの挿入など全編小津スタイルで撮られているが、好んで撮った「父と娘」というテーマではなく、「母と娘」の話になっているところが他作品との違いになっている。いわば『晩春』の父娘を、母娘に置き換えた設定である。母娘が伊香保に旅行する場面の旅館は、大船松竹第三スタジオにつくられた巨大なセットである。(『小津安二郎物語』、p250)伊香保の旅館の場面で修学旅行の生徒たちが歌うのは「山小屋の灯」。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「秋日和」の詳細全文を読む
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