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科学史[かがくし]
科学史(かがくし、英語:history of science)とは、科学の歴史的変化や過程を研究する学問分野である。これを専攻する学者は科学史家と呼ばれる。 == 概要 == 一般に科学史と言うと、科学者個人の伝記的研究や、新しい理論の発見の歴史ととらえられがちであるが、研究の実際では、その時代の文化や政治、社会との関連も考察される。学説の内容に対象をしぼった研究もある。その範囲は広義に言えば、自然科学にとどまらず、人文科学や社会科学も含んでいる〔ただし「科学」と言ったときに、それがしばしば自然科学を指すこともあるように、科学史で自然科学が特に重要視され多く扱われる傾向はある。〕。 また、科学史家が自分の背景や過去の専門領域と重なるような領域を特に大きく扱う傾向も見られる。たとえば物理学または化学を専門としていた科学史研究者が、物理学や化学に言及する割合は比較的多く認められる。学問についての歴史研究は、その学問の研究対象自体に関する知識も必要とし、門外漢には言及しにくい面もあるし、研究者の極めて個人的な関心で重み付けがされてしまう面があることも否めない。 なお、自然科学史は技術史とも深く関わっているため、この角度からは「科学・技術史」という名称でくくることもある。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「科学史」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 History of science 」があります。
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