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程太位 : ウィキペディア日本語版
程大位[じょし]
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程 大位誤植の可能性もあるが、程位と表記しているものもある。例:『聖なる数学:算額-世界が注目する江戸文化としての和算』(森北出版)p.45〕(ていだいい、Cheng Da-wei、1533年? - ?〔程大位 とは - コトバンク大辞林 第三版)〕)は、中国の民間数学者安徽省黄山市休寧県屯渓の出身温故知新 ~灘中の昔の問題を温めてみる~
汝思(じょし)。賓渠(ひんきょ)。
そろばん、巻き尺を考案、「そろばんの父」、「巻き尺の父」と称される。
数学を扱った全17巻にわたる「算法統宗(正題:新編直指算法統宗)」(1592年または1593年)という著書がある。6年後には、これを簡略化した全4巻の「算法纂要」をまとめた〔ブリタニカ国際大百科事典 小項目版 「程大位」〕。
== 来歴 ==
中国の明朝時代は、昔の高等数学書が失われて数学が衰微していたという(理由として太祖朱元璋による大商人・知識人そして書物への弾圧を挙げる説もある〔日中科学技術 No.124 p.9-10 - 日中科学技術交流協会 2008.3.20〕)。そんな中、幼少期から数学を好んで、壮年時には華中各地の数学者を訪ねたり、江南の旅では数学書を捜し求めたりしたという。その後、安徽省新安に定住〔日本大百科全書 「程大位」 (宮島一彦)〕。
前述の「算法統宗」は、呉敬による「九章算法比類大全」(1450年)の強い影響を受けた書で、「九章算術」のスタイルで既存の中国数学を扱っており、独創性自体は少ないという指摘もある。しかし、当時ベストセラーになった〔。
この書を当時ご朱印船貿易をしていた豪商・角倉一族が入手し、一族の和算家吉田光由にわたった。光由は、数多くの絵を入れた算術の入門書「塵劫記」(1627年)を出版する際に参考にしたともいわれる〔「和算の事典 」 p.414 (佐藤健一、朝倉書店 2009)〕。数学書として両書には、そろばんによる珠算法を軽んじていなかったという面で〔中国珠心算簡紹 通巻132号 - 大阪珠算協会〕共通点がある。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「程大位」の詳細全文を読む



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