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種子銀行[しゅしぎんこう]
種子銀行(しゅしぎんこう、種子バンク、シードバンク、英:Seedbank)とは、植物の種子が失われてしまった場合に備えて種子を保存する施設または組織の事。遺伝子資源の保存という観点から見れば、ジーンバンクの一種であるともいえる。 == 概要 == 種子銀行では主に、希少種の種子や農作物の種子が保存されている。これには様々な理由があるが、例えば作物では商業的な農業に向かないという理由で、長年改良の続けられてきた多くの作物が姿を消してきていることが挙げられる。希少種の種子は、一般的に生物多様性を守るための生息域外保全のひとつとして保存されている。また、自然災害や病害虫、戦争などの不測の事態から種子を守ることが出来る。 通常、種子は低温条件や乾燥状態などで保存される。オーソドックス種子(Orthodox seed)の場合はそれで長期間の保存が可能であるが、そのような条件下で死亡、あるいは発芽してしまうような難貯蔵性種子(recalcitrant seed)などは保存できないという問題点がある。また、種子銀行に世界各地の植物の種子を多量に蓄積することは、バイオパイラシー(Biopiracy、生物資源の略奪)に当たる可能性があるとして非難される事もある。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「種子銀行」の詳細全文を読む
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