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種実類[しゅじつるい]
種実類(しゅじつるい)とは、かたい皮や殻に包まれた食用の果実・種子の総称。別名堅果(けんか)。種実類のうち、木の実は一般には「ナッツ」と呼ばれる。 そのまま、あるいは炒るなどの簡単な加工で食べられるものが多く、油脂などの多量の栄養分を含み、また穀物などと違い採集が容易であったため、狩猟採集社会においては食生活の根幹をなしていたところが多かった。人類が穀物を改良し栽培を開始すると食料としての重要性は低下したが、以後も嗜好品としての性格を強めながら主要食糧の一角をなしてきた。採集だけでなく、農業の開始とともにいくつかのナッツは栽培植物として育てられた。 == 区分 == 種実類は、堅果、核果、種子の3つに大きく分けられる。堅果は外側が非常に硬くなっているものの果実に属し、特にブナ科のものは殻斗と呼ばれる台座や帽子状のものに一部または全部をおおわれていることが多く、これを殻斗果という。クリやヘーゼルナッツなどが堅果に含まれる。核果は一般的な果実として想起されるものの一つであり、果実の中心に一つの大きな核があるものであるが、ナッツとして利用する場合は核の中に存在する種子を食用とし、アーモンドやクルミ、ペカンなどがこれに属する。種子に属するナッツとしては、カシューナッツやブラジルナッツがあげられる。なお、厳密にはナッツに属さない豆類にも、ピーナッツなどいくつかナッツとして扱われる種類が存在する。 種実類には、炭水化物を多く含むものと脂肪を多く含むものの2種類が大きく分けて存在する。炭水化物を多く含むものとしてはクリなどがあり、脂肪を多く含むものとしてはアーモンド、ピスタチオ、クルミなどがある。一般的にナッツとして販売されるものは後者である〔『FOOD'S FOOD 新版 食材図典 生鮮食材編』p302 2003年3月20日初版第1刷 小学館〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「種実類」の詳細全文を読む
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