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種市城 : ウィキペディア日本語版
種市城[たねいちじょう]
種市城(たねいちじょう)は、岩手県九戸郡洋野町に所在した日本の城
== 概要 ==
種市城は戦国期の山城で、種市氏が居住したといわれ、九戸郡種市村城内のほぼ中心部に位置し、居住と見られる平城と山城の二館が所在した。
城内は当時の種市の中心集落で川尻川に北面した高台にあり、旧字名は館、平城跡はそのまま集落となっている。館の東側から集落内に通じる坂道は、館坂と呼ばれ八戸へ通じる街道の起点であった。
古館と称される山城跡は、館から南西1km、比高50mの丘陵上に位置し、空濠が残る。
== 歴史 ==

種市氏は一戸南部氏の分流とも、工藤氏の末裔ともいわれ、九戸政実の乱に際し、種市伝左衛門が九戸籠城に加わったが、当主の種市中務は南部側に属し、城攻めに参陣していた。
天正20年(1592年)、「諸城破却書上」には「糠部郡之内 種市 山城破 久慈孫三郎持分」とあり、種市城は廃城された。
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