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種間寺 : ウィキペディア日本語版
種間寺[たねまじ]

種間寺(たねまじ)は、高知県高知市にある寺院。山号は本尾山(もとおざん)。院号は朱雀院(すざくいん)と号する。宗旨は真言宗豊山派本尊薬師如来
四国八十八箇所霊場の第三十四番札所。安産祈願の寺である。
本尊真言:おん ころころ せんだりまとうぎ そわか
ご詠歌:世の中に 蒔ける五穀の 種間寺 深き如来の 大悲なりけり
== 歴史 ==
寺伝によれば用明天皇在位(585年 - 587年)の頃、四天王寺を建立するため来日した百済の仏師が帰国の際に暴風に襲われてこの地に近い秋山の港に漂着、航海の安全を祈願して薬師如来刻んで本尾山頂に安置したのが起源であるという。その後、弘仁年間(810年 - 824年)に空海(弘法大師)が巡錫し、堂宇を建立し仏師が刻んだ薬師如来を本尊として安置して開基したといい、その際に唐から持ち帰った五穀の種を境内に蒔いたことから寺号が定められたという。
天暦年間(947年 - 957年)には村上天皇藤原信家勅使にして「種間」の勅額を下賜。土佐藩主からの信仰も得ていた。神仏分離令で廃寺となるが、明治13年(1880年)に再興される。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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