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『稲村ジェーン』(いなむらジェーン、''Inamura Jane'')は、1990年公開の日本映画。 日本のロックバンド、サザンオールスターズの中心メンバーとして活動している桑田佳祐の初監督作品。 1965年の鎌倉市稲村ヶ崎を舞台としている。 == 概要 == 昭和40年、湘南鎌倉市の稲村ヶ崎を舞台に、20年に一度の台風によってもたらされるという伝説のビッグウェーブ、〈ジェーン〉を待つサーファーたちそれぞれのドラマを描く青春物語。 音楽界で成功した桑田の映画、ということもあって前評判は高く1990年度の日本映画配給収入年間ランキング4位、累計配収額は18億3000万円(社団法人日本映画製作者連盟の調べによる)、観客動員数350万人を記録し、東京・有楽町マリオンの映画館、日劇東宝(現・TOHOシネマズ日劇)の観客動員数を更新するなど、興行的には成功した作品であるが、期待が高かっただけに映画としての内容については批評家からは酷評されてしまった。DVD未発売(2015年現在)。現代のアラサー世代ではこの映画すら知らない人物も多い。 この映画を観たビートたけしは自身の映画批評本『仁義なき映画論』にて最初の文章では「半分もみないうちに逃げ出したくなっちゃって、こんなに長く感じた映画は初めてだね」「この映画は音楽だけ」とボロクソに述べているが、「オレは非難しているんじゃない。誤解しないように。」と述べていたり「音楽映画なのに邪魔なセリフがありすぎて音楽を殺している。」「音楽と絵でやったほうがインパクトの強いものになる。」「テレビのスポットの『稲村ジェーン』は見事なもの」などとも評価もしている。しかし、最初の酷評の文章だけしか読んでいなかった桑田は「つまらないというのは感性が足りないから。武さんは若者の気持ちが分かっていない」と述べている。ただし、桑田自身は芸人としてのたけしを認めており〔太田光が桑田佳祐からのメールに驚き「偽ベッキーを連れて行きます」 ,ライブドアニュース , 2016年2月17日 〕、たけしもミュージシャンとしての桑田を認めている〔 ビートたけし 桑田佳祐は「大した天才だと思う」と発言 livedoor NEWS 2015年10月27日閲覧〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「稲村ジェーン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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