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稲田駅(いなだえき)は、茨城県笠間市稲田にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)水戸線の駅である。 == 歴史 == 稲田御影石を輸送するため石材業者の鍋島彦七郎〔鍋島彦七郎の功績をたたえ駅前には頌徳碑が建立されている。〕が地元民の協力のもと用地を日本鉄道に提供して、1897年に貨物駅として開業したのを始まりとする。翌年からは旅客の取扱いもするようになったが主力は石材の輸送であり、最盛期の大正時代には1日平均貨車30両以上の発送があった。石材運搬に必要な設備が設けられ、駅北側には石材を積み出すための稲田人車軌道も敷設されていた。 駅舎は1898年(明治31年)12月に竣工した駅舎が長らく残っていたが、老朽化により建て替えられた〔交通新聞2012年9月27日〕。現在の駅舎は2012年(平成24年)10月に着工し〔“水戸線2駅新築 来春の利用開始予定”. 茨城新聞(茨城新聞社). (2012年10月16日)〕、2013年(平成25年)3月6日に供用開始された〔交通新聞2013年3月11日〕。地元の稲田石を使った木造平屋建て49.6平方メートルの駅舎で〔、2014年には隣接して市営の石の展示施設「石の百年館」が開館している。 === 年表 === * 1897年(明治30年)6月5日 - 貨物駅として完成。8日より営業開始〔稲田御影石材史 、109 - 113頁 〕。 * 1898年(明治31年) * 5月8日 - 普通停車場として営業開始〔。 * 12月 - 駅舎竣工〔。 * 1906年(明治39年)10月31日 - 国有化。 * 1907年(明治40年) - 構内を大拡張〔。 * 1909年(明治42年)10月12日 - 線路名称制定により、水戸線の駅となる。 * 1917年(大正6年)4月7日 - 2番線に計重台(秤量30噸)を新設〔。 * 1922年(大正11年)9月26日 - 石材積み込みの車の往来が多いため、街道踏切に踏切番舎を新設〔。 * 1931年(昭和6年)2月14日 - 第1ホームにガントリークレーン(3噸)を新設〔。 * 1936年(昭和11年)2月10日 - 第3ホームに簡易門型クレーン〔『貨物積卸機械利用の栞』 (国立国会図書館デジタルコレクション)門型クレーン写真例〕(3噸)を新設〔。 * 1936年(昭和11年)10月12日 - 第2ホームにガントリークレーン(3噸)を新設〔。 * 1958年(昭和33年)12月19日 - 貨車移動機(加藤製作所ディーゼル)を配備〔。 * 1976年(昭和51年)1月9日 - 貨車移動機(10噸)を配備〔。 * 1984年(昭和59年)2月1日 - 貨物扱い廃止。 * 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道の駅となる。 * 2001年(平成13年)11月18日 - ICカードSuicaの供用を開始。 * 2009年(平成21年)3月14日 - 発車メロディを導入。 * 2013年(平成25年)3月6日 - 新駅舎供用開始〔〔“水戸線稲田駅・福原駅、新駅舎完成し式典”. 茨城新聞(茨城新聞社). (2014年3月7日)〕。 * 2014年(平成26年)3月30日 - 「石の百年館」開設。〔茨城新聞Youtubeチャンネルより 〕 == 駅構造 == 相対式ホーム2面2線を持つ地上駅である。互いのホームは跨線橋で連絡している。駅舎は1番線に面している。 簡易委託駅。簡易Suica改札機が設置されている。 === のりば === 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「稲田駅」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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