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稲荷山観音寺金剛院 : ウィキペディア日本語版
稲荷山観音寺金剛院[とうかやまかんおんじこんごういん]
稲荷山観音寺金剛院は、明治の神仏分離・修験道廃止令までは、福岡県柳川市京町(旧瀬高町)に存在した真言宗当山派の寺院。 旧柳河藩立花氏祈願寺格。本山は、京都醍醐寺の三宝院。〔
*柳川市教育委員会・柳川古文書館編集 旧柳河藩立花家文書調査報告書(1)2002年発行 『当社御傳記』藩政1091、
*渡辺村男著・柳川・山門・三池教育委員会編纂『旧柳河藩志』1980年発行、
*西原一甫著 柳川郷土研究会発行『柳河明證図會』1978年。 〕
== 由緒 ==
開基は立花忠茂開山は金剛院信誉。寛永十五(1638)年島原の乱の後、御城中ノ島にあった立花家守護神「稲荷神」〔当社傳記によれば、「稲荷神」の御姿を咤枳尼天稲荷御尊躰沈香御長ヶ八寸位、御衣之モヨウ等ハ古金ノホリ入レニテ至テ古佛之霊作也」と記されている。〕を本尊として御遷宮される。信誉法印の父・金剛院密乗(みっちょう)は、紀州熊野権現之座主正覚院僧正即傳の第二子とされる。 天正年間に九州に下向し、六峰のひとつである寶満山(竈山)へ修行に入る。天正14年の島津の動乱の時には懇意にしていた「寶満山」の座主、浄戒坊隆全より立花山城の立斎(宗茂)様へ「御利運御増長」の御祈祷を請われ、立斎公へ「御陣御袈裟矢御除御札守」を進上する。以後、歴代藩主の代替わりには熊野権現へ代参を賜る。〔
*柳川市教育委員会・柳川古文書館編集 旧柳河藩立花家文書調査報告書(1)2002年発行 『当社御傳記』藩政1091、
*渡辺村男著 柳川・山門・三池教育委員会編纂『旧柳河藩志』1980年発行、
*西原一甫著 柳川郷土研究会発行『柳河明證図會』1978年。 〕

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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