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稲葉幾通 : ウィキペディア日本語版
稲葉幾通[いなば ちかみち]

稲葉 幾通(いなば ちかみち)は、豊後国臼杵藩の第13代藩主。
==経歴==
文政4年(1821年)、兄で先代藩主の尊通の死去により、父によって(死後であるが)尊通との養子縁組が行なわれ、新たな藩主として擁立された。擁立時、わずか7歳という若年だったため、藩政は隠居した父によって全て成されていた。
天保7年(1836年)、中津藩、奥平昌高の六女と結婚したが嗣子はなく、側室の間に設けた一男一女も夭折した。このような状態で体調が悪化。万が一の際でも藩の存続を図るため、天保13年(1843年)、幕府に対し甥の冨太郎と仮養子縁組を届け出ている。体調は、その後も回復しないまま兄同様、父に先立って天保14年(1843年)12月17日に29歳の若さで死去。跡を仮養子の手続きを行なっていた冨太郎が観通として継いだ。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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