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稲葉聡 稲葉 聡(いなば さとし、1985年(昭和60年)10月14日 - )は、日本の税理士事務所職員、将棋のアマチュア選手。アマチュアとしては史上初めて、プロ公式棋戦(加古川青流戦)で優勝した。棋士の稲葉陽は実弟。男性。 ==経歴== 兵庫県西宮市出身。小学1年の頃将棋を覚え、小学3年で加古川市に引っ越し、小学5年の夏から井上慶太が指導する将棋教室に通った〔2015/10/26 10:24 <人>将棋の第5期加古川青流戦で優勝・稲葉聡さん - 『神戸新聞』〕。中学2年の時に、プロ棋士養成機関新進棋士奨励会に入会し、井上門下となる。しかし2001年(平成13年)、中学卒業と同時に3級で退会した。高校2年の時、アマチュア大会で敗れたのが悔しく、再び将棋に本格的に取り組むようになった。立命館大学では将棋研究会部長を務め、2004年には学生名人となった〔本学将棋研究会の稲葉聡さん(経営学部1回生)が学生名人位に!! 2004年06月01日 - 立命館大学校友会〕〔2015.11.2 10:31更新 【将棋】 「加古川青流戦」プロ公式戦でアマ初優勝 稲葉聡さん「まさか勝てるとは」 - 『産経新聞』〕。 社会人になってからは、愛知県名古屋市の税理士事務所勤務のかたわら、将棋のアマチュア選手として活躍。また、毎週奨励会員との研究会に参加し、腕を磨いた。2007年にはプロ公式戦に初出場(第1回朝日杯将棋オープン戦、戸辺誠に敗退)。2011年、第24回アマ竜王戦で優勝し、奨励会三段リーグ編入試験を受験したが、不合格だった〔奨励会三段リーグ編入試験の結果について 更新: 2011年9月24日 20:42 - 日本将棋連盟〕。 2015年には第38期朝日アマ名人戦優勝。同年、第5期加古川青流戦アマチュア選抜大会Aブロック優勝〔第5期 加古川青流戦アマチュア選抜大会 - 加古川市ウェルネス協会〕〔A、Bブロックそれぞれで優勝者を決める。〕。第5期加古川青流戦(プロ公式戦)に出場し、アマチュア選手としては2人目〔新人王戦で2010年に加來博洋が決勝進出し、阿部健治郎に1勝2敗で敗れた。〕となるプロ公式棋戦決勝進出を決めた。増田康宏との決勝三番勝負では、10月24日の1局目を落としたが、10月25日に2連勝し、アマチュア選手としては史上初のプロ公式棋戦優勝を決めた〔加古川青流戦中継サイト - 日本将棋連盟〕。この時点でプロ公式戦成績は「最も良いところから見て」で9勝3敗(通算10勝8敗)となり、プロ編入試験受験資格獲得(10勝かつ勝率.650以上)〔アマチュアの今泉健司さん、プロ編入試験受験へ 更新: 2014年7月24日 17:10 - 日本将棋連盟〕まであと1勝に迫った。しかし稲葉は、現時点ではプロに挑戦する意志はない旨公表している。同年、第52期赤旗名人となった〔2015年11月16日(月) 第52期赤旗名人 囲碁・平野翔大さん連覇 将棋・稲葉聡さん初優勝 - 『しんぶん赤旗』〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「稲葉聡」の詳細全文を読む
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