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穗波經度 : ウィキペディア日本語版
穂波経度
穂波 経度(ほなみ つねのり、1837年12月9日(天保8年11月12日 〔『明治維新人名辞典』877-878頁。〕)- 1915年大正4年)10月〔『平成新修旧華族家系大成』下巻、498頁。〕〔『公家事典』561頁では「1912年4月10日」。〕)は、幕末公家明治期の官僚政治家元老院議官錦鶏間祗候
==経歴==
山城国京都で、左中弁勧修寺顕彰の二男として生まれ、穂波経治の養子となる〔〔『公家事典』561頁。〕。嘉永3年12月17日1851年1月18日)に元服し昇殿を許され伊勢に任じられ、嘉永4年1月18日(1851年2月18日)右京大夫となる〔〔。
安政5年(1858年廷臣八十八卿列参事件に加わり、慶応2年8月1866年)朝廷刷新の二二卿建議(廷臣二十二卿列参事件)に加わった〔。慶応3年3月1867年国事御用掛となり、さらに書記役並諸藩応接掛を務めた〔『国立公文書館所蔵 勅奏任官履歴原書 下巻』118-122頁。〕。鳥羽・伏見の戦いが起こり伏見表戦場使番役に任じられ、参与助役、錦旗奉行を歴任〔。戊辰戦争に大総督府参謀として各地を転戦した〔〔。明治元年12月19日1869年1月31日)民部卿に就任〔。明治2年3月6日(1869年4月17日)兵部省兵学寮御用掛・兵学権頭相当に転じ、明治4年3月22日1871年5月11日)まで在任〔。明治2年6月2日(1869年7月10日)戊辰の戦功により賞典禄100石を永世下賜された〔。1876年6月30日に隠居し、長男経藤が家督を継いだ〔。
1879年12月22日、工部省御用掛に就任し、以後、皇居御造営御用掛、宮内省御用掛、兼皇居御造営事務局御用掛、吹上浜御苑勤番などを歴任〔。1886年2月5日、非職となり、1889年2月4日に非職満期。同年9月18日、宸翰掛・御製取調専務に就任〔。
1890年6月12日、元老院議官となり、同年10月20日の廃止まで在任し非職、同日、錦鶏間祗候を仰せ付けられた〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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