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穴蔵(あなぐら)は、地面や山盛り土の斜面に横穴・竪穴を造成または、既存のものを利用して、物を収納できるようにした倉庫。地下倉庫。穴倉・窖とも書く。 == 概略 == 庶民の間においては明暦2年、江戸本町2丁目の呉服商和泉屋九左衛門が最初に穴蔵を造ったとされ〔喜田川守貞著『守貞漫稿』1837年〕、翌3年に発生した明暦の大火においては無事であったという。 天保の頃、京阪の富豪が金銀を蓄えるために造られ、中小の商店にも造られた。土蔵よりも安価で築造できる上、火事にも強いため庶民の間に普及した。江戸でも大家では土蔵とは別に、屋敷の裏手に造り、金銀を収めた。一般には火事に備えて家財を安全に保管するために用いられた。 明治時代以降はほとんど造られなくなった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「穴蔵」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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