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『ファイナルファンタジーX』(ファイナルファンタジーテン、FINAL FANTASY X、略称:FFX、FF10)はスクウェア(現スクウェア・エニックス)が発売したPlayStation 2用RPG。日本国内では2001年7月19日に発売され、2013年12月26日にはHDリマスター版がPlayStation 3用、PlayStation Vita用ゲームソフトとしてそれぞれのハードで続編のファイナルファンタジーX-2とともに発売。大きな特徴としてファイナルファンタジーシリーズとしては稀な、東洋風のモチーフをデザインや世界観設定へ多く取り入れている点がある。 == プロデュース == 2000年1月29日に開催されたイベント「スクウェア・ミレニアム」において、『ファイナルファンタジーIX』『ファイナルファンタジーXI』と共に発表された。 PlayStation 2におけるファイナルファンタジーシリーズ最初の作品である。日本国内販売本数は約230万本で、PlayStation 2のタイトルとしては初めてダブルミリオンを記録した。 北米では2001年12月18日、欧州では2002年5月24日、韓国では2002年6月4日に発売された。ワールドワイドでは約500万本を売り上げている。 同シリーズとしては初めてキャラクターボイスが採用されている。PlayStation 2のハードウェア性能によりグラフィックや演出はより過去作より向上を見せており、「フェイシャルモーション」と呼ばれる技術によりキャラクターの表情変化も表現している。 通常版(日本語版)とインターナショナル版(英語版)が発売されている。 本作にはDVD-Video『THE OTHER SIDE OF FINAL FANTASY』が付属している。開発途中の設定資料、天野喜孝のイメージイラスト、主要スタッフや声優のインタビューなどを収録している。 本作の発売当初に放映されたスクウェア・エニックスのTV-CMには、主人公ティーダのモデルにもなった滝沢秀明が出演した(CMは全2タイプ)。2タイプのCMに共通して使われたキャッチフレーズは「僕たちは、運命に立ち向かった」。 ファイナルファンタジーシリーズはこれまで基本的に各作品が独立した1話完結の形態を取っていたが、本作には同シリーズで初めて物語上での続編となる作品『ファイナルファンタジーX-2』が作られ、2003年3月13日に発売された。 オリジナル版の廉価版は2003年1月16日発売の「MEGA HITS!」と2005年9月8日発売の「アルティメットヒッツ」の2つがあり、後者は更に『ファイナルファンタジーX-2』とのセット「アルティメットボックス」もある。インターナショナル版の廉価版も「アルティメットヒッツ」として2007年1月25日に発売されている。アルティメットヒッツ版のCEROレーティングは3つとも12歳以上対象となっている(インターナショナル版はリリース時期におけるレーティング表示の関係上 "B" と表記されている)。 2006年3月17日号のファミ通「読者が選ぶ心のベストゲーム100」で45万ポイントを獲得し、ドラゴンクエストシリーズなど数々の名作をおさえ第1位となった〔Next Generation - Japan Votes on All Time Top 100 (2006年4月20日時点のアーカイブ)〕。 第7回 CESA GAME AWARDSの最優秀賞を受賞した。 細かいところではPS2用HDDのキャッシュ機能に対応しており、利用することで読み込み速度を大幅に上げることができる。 2011年9月14日に行われたPlayStation Vitaの発表会で、PS3ならびにPlayStation Vita向けにHDリマスター移植されることが明らかになった。HDリマスター版はそれぞれのハードで2013年12月26日に続編の『ファイナルファンタジーX-2』とともに同時発売された〔公式サイトより。PS3版に限り『FFX』『FFX-2』のセットで発売された。〕。また、2015年5月14日にはPlayStation 4版も発売された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ファイナルファンタジーX」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Final Fantasy X 」があります。 スポンサード リンク
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