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ヴォールト
ヴォールト(英語:''vault''、ラテン語:''camera''、アラビア語: قبو)とは、アーチを平行に押し出した形状(かまぼこ型)を特徴とする天井様式および建築構造の総称である。日本語では「穹窿(きゅうりゅう)」と訳される。 == 概要 ==
ヴォールトは、アーチ断面を水平に押し出したものである。広い空間を柱の数を少なく支えることができる。アーチ同様、小さな部材同士の圧縮軸力で構造が成り立つ性質をもつからである。引張強度の小さい石材などで構成するのに適した構造のひとつである。また、アーチ断面を回転させたものをドームと呼ぶ。 ヴォールトの形状はローマ帝国で発展した。その後の中世から近世までの基本的な建築様式に大きな影響を与え、特に中世のキリスト教教会の建築に多用された。 イスラーム建築においても、モスクなどの建築に採用されるイーワーンとよばれる空間にトンネル状のヴォールトが採用されている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ヴォールト」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Vault (architecture) 」があります。
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