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穹隅(きゅうぐう)またはペンデンティブ(pendentive)は、球形のドームを正方形の部屋の上に置いたり、楕円形ドームを長方形の部屋の上に置いたりするための建築構造。穹隅は球面の三角形状の部分で、下のほうが1点に先細りになっていて、上に行くにしたがって広がり、球形または楕円形のドームの底辺を支える基礎を提供する。したがって石造りの建築ではドームの重量が穹隅にかかり、それが下の部屋の4つの角に集中し、そこに支柱を置いて支えることになる。 穹隅が開発される以前は、持ち送り構造や入隅迫持構造を部屋の四隅に使っていた。穹隅を最初に使ったのはローマ建築で、ビザンティン建築のアヤソフィア(6世紀、コンスタンティノポリス)でその構造が完成した。 穹隅はビザンティン、ルネサンス、バロックといった教会建築でよく使われ、穹隅とドームの間に窓付きの穹窿胴 (tholobate) を挿入することが多かった。 == ギャラリー == ファイル:Moskau erloeserkathedrale innen.jpg|救世主ハリストス大聖堂のアーチとドームと穹隅 ファイル:Kostel Nejsvětější Trojice (Fulnek) – frs-002.jpg|Holy Trinity Church (チェコ) ファイル:Schema.pendentif.medieval.png|穹隅の構造 ファイル:Pendentif.eglise.Nantua.png|"A" とある部分が穹隅 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「穹隅」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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