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『空ノ鐘の響く惑星で』(そらのかねのひびくほしで)は渡瀬草一郎/著のライトノベル。イラストは、岩崎美奈子。2003年12月-2006年10月、全12巻。電撃文庫刊。外伝も1冊発売されている。 == ストーリー == フェリオはアルセイフ王国の第4王子で、フォルナム神殿に親善大使として滞在していた。そこで、フェリオは御柱(ピラー)から現れた女の子リセリナと出会う。リセリナはこの世界に適応するために教育を受けることとなり、フェリオは幼少からの友人のウルクと再会する。その後、御柱から新たな来訪者たちが出現し、王と皇太子を殺害してしまう。 王と皇太子が殺害されたことで王宮は揺れる。王としての資質に不安のある第2王子レージクか、まだ2歳の皇太子の息子のどちらを王位につけるかで政府は二分されてしまう。その葬儀の最中に、レージクに近い立場にあるものたちが暗殺されてしまう。ここから、反レージク派の人間たちがレージク派によって拘束されてしまう。 国を滅ぼそうと画策するレージクに対して、外務卿のラシアンらの反レージク陣営は王都を離れ、反抗姿勢を明確にする。一方、フェリオは捕われのウィスタルを救出しようと城に潜入するが、逆に正妃暗殺の嫌疑をかけられかけてしまう。しかし、クラウスの配下らの協力によって何とか王都を脱出し、リセリナとも合流することができた。 ラシアン卿の領地にて着々と準備を進めるフェリオたちは、いよいよ王都に攻め込んだ。リセリナの助けや敵の裏をかいた戦術によってついに王都を奪還することに成功する。一方、イリスたち来訪者はカシナートと手を組み、目的であるリセリナへ復讐を画策し、ジラーハは同盟関係にあるタートムのアルセイフ侵攻に協力する。 フォルナム神殿に滞在していたウルクはカシナートの不穏な動きを偶然知ってしまい、来訪者のシアの能力で記憶を消されてしまう。北方民族への協力やアルセイフとの友好関係からウィータ神殿によるフォルナム神殿の自治権の剥奪が行われ、そしてついに、アルセイフとタートムの間に戦端が開かれることとなる。 ウルクが記憶を失ってしまったことにショックを受けるフェリオたち。その背後には来訪者の影がちらつく。フェリオは拘束されてしまったフォルナム神殿の神官たちを取り戻すためカシナート司教と交渉をし、ジラーハとの調停が結ばれることとなる。その矢先に、突然御柱から不気味な大量の屍の兵たちが現れる。 突然現れた屍の兵たちへの対処に追われるフェリオたち、際限なく現れる屍の兵たちに疲弊していく騎士たち。対処しきれぬ屍の兵に苦慮した彼らは御柱の機能を停止させる。そして、コウ司教は死の神霊の研究のためにラトロアの間諜にさらわれてしまう。イリスたち来訪者もその能力から請われラトロアに行くこととなる。 タートムとの戦端は、シズヤ達の幻鳥のためアルセイフが追い詰められるも最終的に、北方民族の協力を得たフェリオの増援が決めてとなってアルセイフが勝利することになる。 フェリオへの強い思慕の念から危険な状態に陥ったウルクも、イリス達と決別したムスカの治療により記憶を取り戻す。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「空ノ鐘の響く惑星で」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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