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空椎亜綱[くうついあこう]
空椎亜綱(くうついあこう Lepospondyli)は、古生代石炭紀からペルム紀前期まで存在した両生類の1グループである。ネクトリド目以外はヨーロッパと北アメリカでしか発見されていない。 == 特徴 == 陸生から半水生、水生までさまざまなタイプがあったが、ディプロカウルスの全長1mを最大として、体の小さな種が多かった。当時大型化する傾向にあった迷歯亜綱とは競合する生態的地位に無かったらしい。 脊椎に糸巻き状の側椎心を持つ。椎骨は一般的に見られるようにまず軟骨として形成され、それが置換されていくのではなく、脊索の周りに直接に形成される。これは現生の有尾目・無足目と共通する特徴であり、このためこれら2目を空椎亜綱に分類する説もある。また、神経弓は椎骨と融合していることが多い。 迷歯亜綱と違い、迷路歯・対を成す口蓋部の牙・耳切痕を持たない。しかしこれは体が小型であることからくる平行進化の結果であり、共通の先祖を持っていることを意味するものではないという説もある。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「空椎亜綱」の詳細全文を読む
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