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機動部隊(きどうぶたい)とは、一種以上の兵科で構成された機動力を保有する戦闘部隊を指す。 海上においては、一般的に航空母艦を基幹とする航空打撃力を発揮するための艦隊を指し、一般に「機動部隊」と言えば、「海軍の空母機動部隊」を指す。 (後述の「#海上における機動部隊」を参照) なお、陸上においても「機動部隊」は存在し、主に諸兵科連合部隊である戦闘団を、あるいは主力となる部隊と比較して高速機動力をもって付与された任務に応じ運用される部隊を指す。 (後述の#陸上における機動部隊」を参照) == 戦術学における機動部隊 == 戦術学上においての機動部隊の概念は、「機動出来ない戦闘部隊」である城砦・野戦築城された陣地・洋上戦における泊地や港などの守備兵力に対する対語となる〔松村 劭『名将たちの決定的戦術』PHP文庫刊〕。 したがって、広義の意味での機動部隊とは「機動力を保有する戦闘部隊」であり、徒歩での歩兵や砲兵などの機動力が低い部隊であっても機動自体は可能であるので概念の範疇に含まれることになる。 狭義の概念では、戦闘部隊の構成の区分の一つとして扱われる。この場合は「前衛部隊」、「火力部隊」、「兵站部隊」と同列の区分の一として「機動部隊」が存在する。狭義の概念の機動部隊は「歩兵部隊」と「騎兵部隊」に大別することができる〔松村 劭『戦術と指揮』PHP文庫刊〕。 古代・中世・近世などで、歩兵が徒歩でしか機動できない時代などでは(広義の意味では現在でも)、歩兵部隊も機動部隊であり、時代によって機動部隊の概念が変化することに注意が必要である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「機動部隊」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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