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抗力(こうりょく)は、流体(液体や気体)中を移動する、あるいは流れ中におかれた物体にはたらく力の、流れの速度に平行な方向で同じ向きの成分(分力)である。流れの速度方向に垂直な成分は揚力という。 追い風で水面をかき分けて進んでいる帆船は、空気から進行方向の抗力を、それより弱い逆方向の抗力を水から受けている。また、レーシングカー等では揚力でダウンフォースを発生させている。抗力も揚力もケースバイケースで、その方向が字義通りではない場合があるので注意が必要になるときがある。 == 数学的表現 == 抗力は物体の相似比の2乗(あるいは投影面積)に比例する。また、レイノルズ数が小さいときは速度に、大きいときは流体の密度と流速の2乗に比例し、後述する抗力係数 ''C''D を用いて以下のような数式モデルで表されるのが一般的である。このモデルは係数が異なるだけで揚力と同形式である。 : ここで * ''D'' は、発生する抗力 * ρ は流体の密度(海面高度の大気中なら、気温15℃で 1.2250 kg/m3) * ''V'' は物体と流体の相対速度 * ''S'' は物体の代表面積 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「抗力」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Drag (physics) 」があります。 スポンサード リンク
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