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〕。 == 概要 == 全国新幹線鉄道整備法第4条に基づく建設を開始すべき新幹線鉄道の路線を定める基本計画により、1972年(昭和47年)に北海道新幹線として青森市 - 札幌市間が指定され、1973年(昭和48年)に同法第7条に基づき整備計画(整備新幹線)に昇格、同時に札幌市 - 旭川市間が基本計画に追加されている。北海道内の報道では道新幹線という略称が用いられることもある。 2005年(平成17年)5月22日に新青森駅と道南の新函館北斗駅の間(148.4km)が着工され、2016年(平成28年)3月26日に新青森駅 - 新函館北斗駅間が開業した〔。新函館北斗駅から札幌駅までは、当初2019年度までの完成を目指していたが、7割以上がトンネルで巨額の費用がかかることなどから、国土交通省の試算により想定される工期が24年間に延びたため、2012年8月の着工を経て、2035年度末の開業を予定していた。工期が当初の計画より大幅に延びており、地元では工期短縮を国に求めてきた。2014年には国土交通省が工期を5年短縮する検討に入り、2015年1月にこれが決定し2031年(平成43年)春開業予定となった。 着工時の報道や、北海道の資料によれば、札幌まで開業した場合、新青森 - 札幌間が2時間7分、東京 - 札幌間が5時間1分で結ばれるとしている〔。また、北海道経済連合会では、札幌まで開業した場合、大宮 - 札幌間の最高速度を360km/h、途中停車駅を大宮、仙台、盛岡、新青森、新函館北斗の5か所と仮定して、新青森 - 札幌間が1時間19分、東京 - 札幌間が3時間57分で結ばれると想定している。なお、2016年の新函館北斗開業時の段階では、JR北海道は東京 - 新函館北斗間を最短4時間2分で結ぶことを発表した。 青函トンネル(全長:53.85km、海底部:23.30km)を含む新中小国信号場 - 木古内駅間の82.1km区間は三線軌条による在来線(海峡線)との共用区間である (詳細は後述)。 列車の最高速度について、東日本旅客鉄道(JR東日本)によれば2011年に東北新幹線大宮 - 宇都宮間は240km/hから275km/h、宇都宮 - 盛岡間は275km/hから300km/hへ、2013年に宇都宮 - 盛岡間を320km/hへと向上させているが、それ以上の高速化については2016年時点では未定である。整備新幹線の保有者である鉄道建設・運輸施設整備支援機構に支払う「貸付料」の額に高速化が影響を与えかねないため、2016年時点では民営化後に開業した整備新幹線で260km/hを超える速度で運行されている路線は存在しない。 なお、北海道新聞の報道によればトンネルが区間の約7割を占めるが、トンネル内に携帯電話の電波を送受信できる設備を設置しない(トンネル内で通信を可能にするにはトンネルの出入り口に基地局を設け、内部に光ファイバーケーブルを通すなどの対策工事が必要になる)ため、乗車時間の半分以上で圏外となるようである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「北海道新幹線」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Hokkaido Shinkansen 」があります。 スポンサード リンク
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