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立木トラスト運動 : ウィキペディア日本語版
立木[たちき]
立木(たちき、りゅうぼく)、立ち木(たちき)とは、地面に生育している樹木をいう。また、法律上特定の樹木に関して立木(りゅうぼく)と定義して特別の扱いをすることがある。
== 日本法における立木 ==
日本においては、一般に言う立木(たちき)・樹木のうち、立木ニ関スル法律(立木法、りゅうぼくほう)の適用対象となるものを立木(りゅうぼく)と定義している。立木法では、立木とは「一筆の土地又は一筆の土地の一部分に生立する樹木の集団で、その所有者が本法により所有権保存の登記を受けたるもの」のことをいうと定義する。
立木は土地の定着物であり、不動産とされる〔民法第86条第1項〕。原則として、土地の構成部分とされ、独立の取引対象とはならない。しかし、伐採前の立木のまま取引をする慣行があるため、立木法で対抗要件として立木の登記をすることにより、独立の取引対象となる〔立木法第2条第2項および第3項〕。また、立木登記がされていなくても、明認方法をした場合にも、独立の取引対象となる。
明認方法とは、立木の幹の一部を削り所有者の住所氏名を墨書したり、それらを書いた札(明認札)を立木に掛けたりすることであり、登記をしなくても慣習的に対抗要件を満たすとされている。これを利用して、土地収用の問題が起きたときなどに、反対派が立木を所有して抵抗する「立木トラスト」とよばれる手法がとられることがある〔地方空港建設や愛知万博誘致等 平成9年警察白書 〕〔圏央道 国土交通省相武国道事務所記者発表資料 (PDF)〕〔収用制度活用プラン P26-28〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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