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立花町連続差別ハガキ事件 : ウィキペディア日本語版 | 立花町連続差別ハガキ事件[たちばなまちれんぞくさべつはがきじけん] 立花町連続差別ハガキ事件(たちばなまちれんぞくさべつハガキじけん)は、2003年から約5年間にわたり福岡県八女郡立花町(現・八女市立花町)で発生した部落差別狂言事件。 == 概要 ==
=== 発端 ===
2003年12月、立花町教育委員会社会教育課に嘱託職員として勤務する被差別部落出身男性A(部落解放同盟福岡県連合会立花支部員〔立花町で真相究明集会(『解放新聞』2007.03.19-2311) 〕、同副支部長〔高山文彦『どん底』p.301〕、46歳=当時)のもとに一枚の葉書が到着した。差出人は実在しない「立花町子ども育成会」を名乗っており、葉書の文面は
と、Aが被差別部落出身であることを理由に辞職を迫る内容となっていた。Aは2002年に1年更新の臨時職員として採用され、小学生対象の自然体験塾などを担当していた〔偽計業務妨害:雇用契約継続狙い差別的はがき 町嘱託職員を容疑で逮捕──福岡・立花 毎日jp 2009年7月8日 〕〔ただし一連の葉書の到着以降、2005年6月にAは立花町隣保館に異動となり、同和教育や人権啓発を担当するようになった。部落解放同盟筑後地区協議会「立花町連続差別ハガキ事件」(『リベラシオン─人権研究ふくおか』第134号、福岡県人権研究所。2009年6月)p.19を参照。〕。月給は14万円程度であった〔。 Aはまた、部落解放同盟員としては立花支部の会計を任され、副支部長の肩書きを持ち、将来の支部長候補と目されていた〔高山文彦『どん底』p.156〕。
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