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竜脳菊 : ウィキペディア日本語版
リュウノウギク

リュウノウギク(竜脳菊)はキク科キク属多年草。いわゆる野菊の1種。秋遅くに花をつける野菊で、ひょろしとして頼りないが、とてもキクによく似たものである。
== 特徴 ==
地下茎は長く伸びて、まばらに複数の茎を立てて株立ちになり、小さな群落を作る。
茎は細くてやや立ち上がり、茎の下部は木質化するが、細くて頼りない。
高さ30 - 80cmだが、真っ直ぐ立ち上がることは少なく、斜めに伸びるか、斜面から垂れ下がる。
葉は長さ4 - 8cm、大まかには楕円形、おおよそは三つに浅く裂けて、さらに粗い鋸歯がある。表面は緑色で毛があってつや消し、裏面は短い毛が密生して白っぽくなっている。ちなみにこの毛はT字型になっている。基部には短い葉柄があって、葉身から少し流れる
花期は10 - 11月。ヨメナノコンギクなどよりは遅い。花は茎の先端に単独か、せいぜい2 - 3個だけ着く。径2.5 - 5cm、外側には白い舌状花が並び、真ん中の管状花は黄色。舌状花は楕円形でヨメナなどよりずっと丸みがある。そう果は長さ1.8mm。
この名は、茎や葉の香りが、中国から伝わった竜脳リュウノウジュから採れる精油)という香料に似ている事に由来する。実際には樟脳に近い香りで、成分としても樟脳が多いとのこと〔「世界の植物」第1巻、p.50〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「リュウノウギク」の詳細全文を読む



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