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童女 : ウィキペディア日本語版
童子[どうじ]
童子(どうじ、わらし)とは、子供または児童少年児童福祉法では満1歳に満たない者を乳児、満1歳から小学校就学前までを幼児、小学生から満18歳に満たない者までを少年とするが、仏教語としての童子は幼児教育の対象とならない年頃の乳幼児は含まない傾向がある。漢訳仏典に頻出する語で、仏教伝来以前から使われていた語であるかどうかについての定説はない〔古事記にはあらわれず、日本書紀の『日本書紀 巻第二十四 皇極天皇紀』では続けて4回用いられている。〕。
===仏教語として===
仏典にあらわれるものとしては、善財童子が一般によく知られている。高野山の影響を受けて興った両部神道では、天照大神を雨宝童子と呼んだ例もみられる〔「日本の伝統 神仏習合(2)」 - 朝日新聞デジタル(2011年3月28日)〕。主に密教菩薩明王脇士として図象化され、矜羯羅童子制多迦童子などが知られる。しかし、時代が下るにしたがって小乗を忌む風潮から、悪鬼羅刹・邪鬼・餓鬼と同等に表現されることが多くなり、酒呑童子茨木童子のように鬼畜そのものを表す語として使用されることもあった。
仏教一般では子供を意味する穏やかな表現として用いられ、戒名の『童子』(女子は『童女』)は、満18歳未満で死亡した場合につけられる位号である。年齢については『大智度論』には4歳以上20歳に満たないものとし、『玄応音義』には8歳以上・未だ娶らざるものなど諸説あるが、仏法に縁のある幼童として童子・童女とする。座敷童子などは、戒名の位号が転じた用例であるとみられる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「童子」の詳細全文を読む



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