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端末エミュレータ[たんまつえみゅれーた] 端末エミュレータ(たんまつエミュレータ)とは、端末として動作するソフトウェアである。端末エミュレータといった場合は、DEC VT100のエミュレーションをするソフトウェアをさすことが多い。別称としてターミナルエミュレータ、また特にグラフィカルユーザインタフェース (GUI) 環境で用いるものを端末ウィンドウと呼ぶことがある。 == 概要 == 端末エミュレータは、専用端末の機能を、パーソナルコンピュータ (PC) やUnixワークステーションなどで代替するためのソフトウェア。通常はキャラクタベースのビデオ端末をエミュレートするが、グラフィック端末(xtermがTektronix 4014をエミュレートする)やプリンタのエミュレーションを行うものもある。 端末エミュレータを動作させるコンピュータがウィンドウシステムを搭載している場合、これを利用して一つのコンピュータ上で複数の端末エミュレータを同時に稼働させることができることが多い。これは殆どの専用端末では実現できない機能である。 TCP/IPを介した端末エミュレータの接続にはSSH、Telnet、rlogin等の機能を用いる。rloginとTelnetは、パスワードなども含めて、すべての通信内容を平文(暗号化されていない状態)で送受信する。極めて限定された用途であれば、それが必ずしも悪いわけではないが、インターネットを介した接続ではあまりに危険な行為である。したがって、近年は、SSHによる接続が一般的である。 なお、2015年現在マイクロソフトはWindows用のSSHを開発中で、正式リリースしていない。したがって、端末エミュレータがそれを持つことが多い。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「端末エミュレータ」の詳細全文を読む
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