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竹馬 : ウィキペディア日本語版
竹馬[たけうま, ちくば]

竹馬(たけうま)とは、日本遊具の一つ。2本の棒それぞれに足場を縄紐で括り付け、爪先が棒に当たる様に足場に乗り、棒を掴んでいる手と足を共に動かして歩行する。江戸時代以降に子供の遊びとして広まった。
一般的にはで作られる事から「竹馬」(竹製の乗り物)の名で広まっているが、地域によっては竹以外の木材で作られてきた事もあり〔原体験コラム集「作って遊ぶ-竹馬-」 〕、様々な呼ばれ方をしている。その内の「タカアシ」、「サギアシ」は室町時代から田楽で行われているポゴの名称でもある〔佐藤亮一 『お国ことばを知る方言の地図帳【新版】方言の読本』 小学館、2002年、148頁、ISBN 4095041528〕。それら田楽の「高足」には一本の棒に乗る「一足」の他に、2本の棒に乗る「二足」があったとされ〔西岡芳文網野善彦・編) 『職人と芸能 : 中世を考える』 吉川弘文館、1994年、190頁、ISBN 9784642027052〕、これがタケウマの由来とする見方がある〔斎藤良輔「日本人形玩具辞典」(東京堂出版)257ページ〕。
1969年にはステンレススチールパイププラスチックの足場を備えた既製品も登場し、玩具店で販売される様になった。
== スティルツ ==
:en:Stilts。欧州で発達した、脚に装着して人間を嵩上げする棒状の器具。長いものでは高さ5メートルにも及ぶ。主にパレードで使われるが、フランスランドの森では移動手段としても使われていた。
タケウマなど、脚に固定する代わりに手で掴んで乗るものもスティルツに含むが、区別する際には「ペグスティルツ」(Peg stilts、訳:足場スティルツ)と「ハンドヘルドスティルツ」(Hand-held stilts、訳:手持ちスティルツ)とに呼び分けられる。欧州のハンドヘルドスティルツは日本のタケウマとは異なり、(ペグスティルツ同様に)棒を足の側面に向けて乗る。こちらには子供が乗って遊ぶ他、ベルギーナミュールの祭では若者達による騎馬戦「Echasseurs Namurois」が14世紀から行われているという

File:Boston_-_park_stilts.JPG|スティルツ
File:Stilt_Walker_Welcoming_Tourists_in_South_Africa.jpg|ヨハネスブルグ空港で出迎えてくれた人は妙に足が長かった
File:FacteurPaysdeBuch.jpg|ランドの森の郵便配達
File:Echasseurs.jpg|ハンドヘルドスティルツに乗った相手を落とし合うナミュールの祭


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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