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笑う子犬の生活R : ウィキペディア日本語版
笑う犬[わらういぬ]

笑う犬』(わらういぬ)とはフジテレビが放送した1998年から始まった『笑う犬の生活』から2003年の『笑う犬の太陽』まで放送し2008年から特別番組として放送している日本コント番組。本項ではそれら全ての番組を取り扱う。略称「笑犬」(わらいぬ)。
== 番組内容及び沿革 ==

=== 笑う犬の生活-YARANEVA!!- ===
; 1998年10月14日 - 1999年9月29日
水曜23:00 - 23:20(JST
* 1998年10月、ウッチャンナンチャン内村光良の「純粋コント番組を作りたい」の一言で始まった番組が『笑う犬の生活-YARANEVA!!-』。「純粋コント番組」というコンセプトのためか、ロゴも「笑う」が大きく表示され下に小さく「犬の生活」さらに小さくその下に「-YARANEVA!!-」が付いていた。
 * 2000年12月31日のフジテレビ大晦日特番での内村と志村けんの対談で、内村は「5、6年前自分と志村は一度飲み屋(スターバー)で偶然会い、その時志村に言われた「あなたはコントで出てきたんだから、コントを続けなさい」という言葉を胸に『笑う犬』を立ち上げた」と番組制作のきっかけを明かしている。しかし志村は「自分はその時、既に泥酔状態だったので自分の言った事を覚えていない」と返したため、内村は倒れこんでしまった。ただ、志村は「(泥酔状態だから)嘘は言ってない」と続けている。
* タイトルの「笑う犬の生活」は座長内村の敬愛するチャーリー・チャップリンの『犬の生活』(1918年公開。アメリカ映画)から。
* サブタイトルの「YARANEVA!!」は以前ウッチャンナンチャンが同じフジテレビでやっていた番組『ウッチャンナンチャンのやるならやらねば!』から。不慮の事故で終わってしまったこの番組への想いがあり、内村の相方・南原清隆に許可を貰って付けられていた。
* 当初考えられていたタイトルは「JAPAN大爆笑」だった。当番組がスタートする際、当時のテレビ雑誌に仮題タイトルとして載せられていた。
* 『笑う犬の生活』のメンバーは内村、まだ若手だったネプチューンの3人、オセロ中島知子と女優の遠山景織子〔これを聞いた内村は男性4人と女性2人だと『夢で逢えたら』と比較されるとかなり意識した。〕。内村の相方・南原は「自分はメンバーに内緒で番組のマスコットキャラクター・青い犬の着ぐるみに入って初回から参加していた」とコメントしたことがあるが、冗談なのか真実なのかは不明。
 * 南原が不参加だった理由は同時期に放送がスタートした『ウンナンのホントコ!』に専念していた為であり、内村によると「(念願だった)コントに専念しろ!ホントコは俺がやるから」と言われ気遣ってくれたという〔クイックジャパンvol.88(太田出版 ISBN 978-4-77-831207-7 )より〕。
 * 番組のマスコットキャラクター・青い犬の息子が現在フジテレビのマスコットキャラクターのラフくんである。
* 当初のエンディング曲は、宇多田ヒカルのデビュー曲『Automatic』。コントで中島がプロモーションビデオのパロディを演じたこともある。なお、オープニング曲であるショッキング・ブルーの『ヴィーナス』はシリーズを超えて使用されていた。
* エンディングで内村が、この番組の次に放送される『ニュースJAPAN』のキャスター(当時)・安藤優子に扮してミニコントをし話題に。この「安藤さん」が終わった後すぐに『ニュースJAPAN』の生予告に接続されるため、いわゆる「一方的なコラボレーション」であったが、安藤も報道フロアのモニターからそれを見ていて必死に笑いを堪えており、それがきっかけで2人は親しくなった(1999年2月17日放送の回で、「安藤が怒っている」と聞いた内村が「安藤さんのモノマネを止めようかな…」と発言した際、安藤がゲストとして突如出演。「私、あんな変な顔してますか?」と言いつつも、好意的に受け止め、「ニュースJAPANの予告で私が笑ってしまうまでは続けて構わない」と、安藤からお墨付きをもらえた)。そこから交流が始まり、『笑っていいとも!』のテレフォンショッキングに出演した際には互いに花を贈り合っていた)。
 * たまに原田扮する木村太郎も登場した。
 * 1998年10月28日の回では「安藤さん」を終えた直後に本家の安藤が、生予告で「今のは偽者本物はこの後のニュースJAPANで」とアドリブで返した事がある。
 * 1999年2月10日の回では安藤が風邪で欠席のため、「安藤さん自粛中」の映像で押し通した。また、自粛した回は白黒の安藤(内村)の静止画像に続いて川端健嗣が「ウッチャン、安藤さん怒ってますよー」と言うやり取りがあった。
 * 稀に『ニュースJAPAN』に大物政治家がゲストとして出演した際、「安藤さん」の後の微妙な空気の中でゲストの政治家が映し出される場面も見られるなどハプニング性のあるコーナーであった(その中でも、1999年3月10日石原慎太郎がゲスト出演した日は「今日はそういう場合じゃありません」と少々引きつった表情で生予告していた)。
 * 『生活』後期になると「安藤さん」に代わって他のコントのキャラクターが登場するようになるが、「安藤さん」ほどのインパクトや笑いは得られなかった。
 * このスタイルは放送時間が移動し『笑う犬の発見』にリニューアルした際、エンディング時に後番組の『発掘!あるある大事典』のパロディーを行った点に引き継がれているが同番組の予告は事前収録のため各回のハプニング性では本家に及ばなかった。
* 23時からの深夜番組でありながら高視聴率をたたき出し、1999年6月にはゴールデンタイムでのスペシャルが放送された。この際は、ゲストとしてエンディング担当の宇多田が青い犬の着ぐるみを着て登場。当時は人気が社会現象化しメディア露出が稀だったため話題となった。この時は堀内健が着ぐるみの中身を知らずにドロップキックなどをしたため、内村が必死でフォローしていた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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