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『秘曲 笑傲江湖』(ひきょく しょうごうこうこ、原題:笑傲江湖、)は、中国および中華圏(台湾、シンガポール、華僑・華人コミュニティ等)で著名な小説家金庸の武俠小説。 == 概要 == 1967年から1969年まで『明報』で連載された。正派華山派の主人公、令狐冲(れいこ ちゅう)を中心に、秘伝書を巡る陰謀、正派と魔教の戦い、魔教内部のクーデター、正派どうしの併呑など、数々の事件が巻き起こる。金庸の作品のなかでも最も絶賛されている傑作。 タイトルの「笑傲江湖」は、立場の違いから正派・邪派に分かれてはいるが、それでも友情を貫いた二人の男が作った簫(笛の一種)と琴の合奏曲。その意味するところは、「江湖のしがらみを笑い飛ばす」。正と邪の対立は曖昧なものだ、というテーマを象徴するかのように、主人公令狐冲(正派)と、ヒロイン任盈盈(邪派)もときおり「笑傲江湖」を演奏し、互いの愛情を深め合っている。 令狐冲の「冲」字は「虚しい、空っぽ」と同義の字であり「盈」字は「満たす、一杯にする」の意。老子第四章に「道冲而用之或不盈。淵乎似萬物之宗」(道は冲なれど之を用うれば或いは盈たず。淵として萬物の宗に似る)とある。また第二十四章には「大盈若冲、其用不窮」(大盈は冲しきが若く、其の用は窮まらず)とある。 作品中の人々の習俗や官職名から、時代は明だと推測される。香港映画スウォーズマンでは明代と明記している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「秘曲 笑傲江湖」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 The Smiling, Proud Wanderer 」があります。 スポンサード リンク
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