翻訳と辞書 |
符号間干渉[ふごうかんかんしょう] 符号間干渉(ふごうかんかんしょう、)は、電気通信における信号の歪みの一種で、隣接する符号間で干渉が起きることを意味する。これは、前後の符号が一種のノイズとして働く好ましくない現象であり、通信の信頼性が低下する。ISIは一般に、多重伝送や伝送路の非線形周波数特性によって発生する。符号間干渉への対策としては、適応等化(adaptive equalization)や誤り検出訂正がある。記号間干渉またはシンボル間干渉とも。 == 原因 ==
=== 多重伝送 ===
符号間干渉の原因のひとつに多重伝送がある。これは送信機からの無線信号が複数の異なる経路で受信機に届くことを指す。その原因は電波の反射/屈折、大気ダクトや電離層の反射などがある。これらの経路は全て長さが異なるため(また、電波の速度を遅くする現象もあるため)、信号は様々なタイミングで受信されることになる。これによって符号を表す信号が前後で重なって干渉が発生し、符号を正しく検出できなくなる。さらに、多重伝送は信号の振幅と位相を歪め、受信信号の妨げとなる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「符号間干渉」の詳細全文を読む
スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース |
Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.
|
|