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第136回天皇賞 : ウィキペディア日本語版
第136回天皇賞[だい136かいてんのうしょう]

第136回天皇賞(だい136かいてんのうしょう)は、2007年10月28日東京競馬場で施行された競馬競走である。メイショウサムソン春の天皇賞に続き連勝し、天皇賞春秋連覇を果たした。
== レース施行前の状況 ==
多くの馬が出走し易い中距離の2000mで施行されているとあって、近年は実力馬が顔をそろえることが多くなった同レース。また、2005年には国際競走に指定され、この2007年からは国際GIに格付けされていた。ただし、国際競走指定以降3年連続で外国馬の出走はならなかった。また、馬インフルエンザの影響で第86回凱旋門賞に出走を計画していたメイショウサムソン、第147回メルボルンカップに出走予定だったデルタブルースポップロックなど当レースを回避予定であった馬も事情により出走することになった。
まず注目を集めたのが、2006年牡馬2冠で天皇賞(春)優勝馬メイショウサムソンと、そのメイショウサムソンと同世代にして、この年のドバイデューティーフリーを勝ち、前回の宝塚記念では同馬を破ったアドマイヤムーンの4か月ぶりの対決である。他にも、前走の宝塚記念では大敗したものの、前年このレースの覇者で2007年安田記念優勝馬ダイワメジャーシンガポール航空国際カップ優勝馬シャドウゲイトダート交流重賞のJpnI帝王賞優勝馬ボンネビルレコードと2007年のGI・JpnIを制した馬の他、2006年シンガポール航空国際カップ優勝馬コスモバルク、2004年の菊花賞・2006年メルボルンカップ優勝馬デルタブルースと7頭のGI・JpnI優勝経験馬が出走する豪華な顔ぶれとなった。
その他にもAJCCオールカマー優勝馬マツリダゴッホ毎日王冠優勝馬チョウサン目黒記念優勝馬ポップロック、中京記念金鯱賞優勝馬ローゼンクロイツ関屋記念優勝馬カンパニー新潟大賞典優勝馬ブライトトゥモローエプソムカップ優勝馬エイシンデピュティと、2007年の重賞優勝馬も出走。
最終登録時点で、出走可能頭数18頭に対し20頭の登録があったが、10月24日時点で富士ステークスからの連闘で出走を予定していたスウィフトカレント、2006年エリザベス女王杯優勝馬で2007年札幌記念優勝馬フサイチパンドラ回避。収得賞金下位のハイアーゲームとマチカネキララも出走を回避し、最終的に16頭が出走した。
出走確定馬16頭中14頭が重賞優勝経験馬というハイレベルのメンバーが揃った。〔重賞優勝未経験はアグネスアークとシルクネクサスのみ〕なお、過去2年は出走馬すべてが重賞優勝経験馬であり、未経験馬が2頭以上出走したのは4年ぶりのことである。
海外からは、イギリスマルチディメンショナル(MULTIDIMENSIONAL)とシャンプリー(CHAMPERY)の2頭が予備登録を行っていたが、2頭とも選出馬とならなかった。国際競走に指定された第132回(2005年)以降3年連続で外国馬の出走なしで行われた。
第128回(2003年)以来4年ぶりに3歳馬と牝馬の出走はなかった。
10月26日に発表された前々日最終オッズでは、重賞未勝利馬のアグネスアークが3.0倍で1番人気となったが、10月27日に発表された前日最終オッズでは、メイショウサムソンが3.7倍で1番人気となり、レース当日10月28日の最終オッズでの単勝人気は、メイショウサムソンの2.9倍、アドマイヤムーンの3.8倍、ダイワメジャーの5.6倍と続いた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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