|
第2の情報システム部門とは企業情報システムを利用するユーザー企業が、顧客に対してITサービスを提供するIT事業を主担当とする情報システム部門の事を指す。 従来、企業情報システムを利用するユーザー企業は基幹系システム等の社内情報システムの開発、運用を推進する情報システム部門をIT組織と位置付けていた。これは電算部から発展した経緯から、本社機能の情報システム機能を担う組織と考えられている。一方、ITの高度化に伴い、企業は顧客接点領域のシステム化により顧客に対してITサービスを提供したり、自社製品・サービスとITを融合させた新しいサービスを展開するようになった。後者は一般的な第1の情報システム部門と区別するために第2の情報システム部門と呼ばれている。 2016年現在、ユーザー企業に複数のIT組織が存在する事は一般的であり、利用部門やシステム領域、製品・サービス等のドメイン毎にIT組織を設置する傾向にあり、第1、第2というのは組織数ではなく機能による違いを指している。近年、金融や製造業のIT化に伴い、第2の情報システム部門の役割が重要になっている。 企業の情報システム部門の役割は以下の2つに大別される。 ; 第1の情報システム部門 : 基幹系システム等の社内情報システムの開発、運用を主担当とする部門(本社機能の情報システム部門) ; 第2の情報システム部門 : 顧客向け情報システムの構築、ITサービスの提供、IT製品の開発、保守を主担当とする部門(事業機能の情報システム部門) 例えば、金融サービスや自動車等のIT化は第2の情報システム部門、そこから得られる膨大な情報の管理、利用は第1の情報システム部門といった具合である。 == 関連項目 == * 企業情報システム 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「第2の情報システム部門」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|