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第二次バーバリ戦争[だいにじばーばりせんそう]
第二次バーバリ戦争(だいにじバーバリせんそう、、またはアルジェライン、アルジェリア戦争とも呼ばれる))は、19世紀初めに、アメリカ合衆国とオスマン帝国北アフリカ諸邦との間に戦われた2回目の戦争である。北アフリカではトリポリ、チュニス、アルジェの3邦がオスマン帝国に従属しながら、独立色の強い統治を行っており、3国を合わせてバーバリ諸国と呼ばれていた。第一次バーバリ戦争(1801年-1805年)でトリポリの海賊行為(バーバリ海賊)を止めさせていたアメリカ合衆国は、1815年にアルジェを攻めた後に、交渉で海賊行為を止めさせることに成功した。この翌年にはイギリスとオランダによって、長く続いた国際紛争も事実上の終わりを迎えた。このバーバリ戦争で、アメリカ合衆国は海賊諸国に対して通行料を払う慣習を終わらせ、オスマン帝国時代(16世紀から18世紀)に蔓延していたこの地域の海賊行為に終焉を迎えさせる始まりとなった。その後の数十年間でヨーロッパ列強はより洗練され高価な艦船を建造し、バーバリ海賊が数や技能で掛かっても対抗できないものとなった。 == 背景 == 第一次バーバリ戦争の後、アメリカ合衆国はフランスとの貿易に関してイギリスとの関係が悪化し、それが米英戦争(1812年-1815年)に繋がったために、北アフリカに対する関心が疎かになっていた。バーバリ諸国の海賊はこの機会を捉えて、地中海を航行するアメリカ合衆国やヨーロッパ諸国の商船に対する攻撃を再開し、船員や士官を捕らえて身代金を要求していた。 これと同じ頃、ヨーロッパ列強はナポレオン戦争に巻き込まれたままであり、それが完全に終わったのは1815年になってからだった。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「第二次バーバリ戦争」の詳細全文を読む
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