|
第30回ジャパンカップとは、2010年11月28日に東京競馬場で行われた競馬の競走である。ブエナビスタが1位入線したものの、他馬の進路を妨害したとして、ローズキングダムが繰り上げ優勝となった。 == レース施行前の状況 == 日本からは、GI競走5勝のブエナビスタを筆頭に、宝塚記念を優勝し凱旋門賞で2着に入ったナカヤマフェスタ、天皇賞(春)優勝馬ジャガーメイル、2008年の菊花賞馬オウケンブルースリ、3歳馬から東京優駿優勝馬エイシンフラッシュ、皐月賞を優勝し、凱旋門賞に出走したヴィクトワールピサ、前年の朝日杯フューチュリティステークス優勝馬ローズキングダムの計7頭のGI・JpnI馬が参戦した。 その他にも、京都大賞典を勝ち、エリザベス女王杯2着のメイショウベルーガ、オールカマーを制したシンゲン、3歳ながら天皇賞(秋)で2着したペルーサが出走した。 日本国外からは7ヶ国46頭の予備登録があり〔 いずれもJRA公式サイトより。年はすべて2010年。 予備登録:ジャパンカップ(GI)・ジャパンカップダート-海外からの予備登録馬について- 10月14日 及び ジャパンカップ(GI)-追加予備登録について- 10月22日 招待受諾:ジャパンカップ(GI)外国馬情報 -招待受諾馬- 11月2日 デンジャラスミッジ辞退:ジャパンカップ(GI)外国馬情報 -辞退馬- 11月13日 スノーフェアリー辞退:ジャパンカップ(GI)外国馬情報 -スノーフェアリー号が辞退- 11月18日 〕、 10頭が出走を受諾していたが、ブリーダーズカップ・ターフ優勝馬デンジャラスミッジ〔()とエリザベス女王杯優勝馬のスノーフェアリー〔()が万全の状態で出すことが難しいとの判断から出走を辞退し、8頭が出走した。 11月14日に行われた特別登録時点では、出走可能頭数18頭に対し(この時点ではスノーフェアリーも出走予定としていた)外国馬9頭を除く11頭の特別登録があり〔【ジャパンC】~ブエナビスタらが一週前登録 - ラジオNIKKEI 競馬Web 2010年11月14日〕、前述の通りスノーフェアリーは18日に出走を辞退し、25日の出走馬確定でレーティング上位5頭と獲得本賞金順の結果、ネヴァブションが非抽選馬として除外された。 勝馬投票券は11月26日より発売され、単勝オッズ1ケタ台の馬は以下の4頭であった。 1番人気はブエナビスタ。2歳~4歳春にかけて牝馬限定GIを4勝。牡馬相手のレースでは前年度の有馬記念2着、同年度の宝塚記念で2着など好走はしても勝ちきれずに終わったが、前走の天皇賞(秋)では休養明けを感じさせないパフォーマンスで待望の牡牝混合GI初制覇を達成した。今回は休養明け2戦目で陣営もこのレースを最大目標としており、前走よりも更なる期待が寄せられていた。 2番人気はナカヤマフェスタ。同年度の宝塚記念でブエナビスタを差し切って優勝。さらに海外遠征となった凱旋門賞でも2着と好走しており、ブエナビスタとの再戦が注目されていた。 3番人気はペルーサ。同年度の青葉賞優勝馬であり、3歳馬ながら挑戦した天皇賞(秋)では大きく出遅れながら上がり3ハロン最速の末脚で2着に食い込んだ。陣営は出遅れ癖を矯正するために当競走に向けてゲート入りの練習も行っていた。 4番人気はローズキングダム。前年度の朝日杯フューチュリティステークス優勝馬で、クラシックは3冠とも勝ちきれずにいたが、いずれも善戦はしており実力的には上位人気馬に見劣りしないと思われていた。 外国馬についてはジョシュアツリーの9番人気が最高と、前評判は軒並み低かった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「第30回ジャパンカップ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|