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第35SS警察擲弾兵師団 : ウィキペディア日本語版 | 第35SS警察擲弾兵師団
第35SS警察擲弾兵師団()は武装親衛隊の師団である。 1945年1月12日、ソビエト赤軍第1白ロシア方面軍はヴァイクセル川を渡河しドイツ軍A軍集団への総攻撃を開始、A軍集団の前線は圧倒的戦力差のために崩壊、1月31日までに赤軍はポーランド中央部からドイツ東部を突っ切りベルリンから100km弱しか離れていないオーデル川東岸に達していた。この状況に至り、ドイツ軍は使用できる部隊をかき集めオーデル川西岸へ配置、戦線の安定化を図った。その中に後に第35SS警察擲弾兵師団となる警察旅団ヴィルト (SS-Polizei-Brigade Wirth) も含まれていた。 ==SS警察旅団ヴィルト== 1月31日、警察旅団ヴィルトが2個警察連隊を持って編成され、オーデル川西岸、グリューンベルク北方に配置された。2月14日以降、皮肉にも囚人で編成されたSS突撃旅団ディルレヴァンガーと共に戦線へ投入され、町の一部奪還に成功した。 しかし2月15日、赤軍はに進出、ナイセ川西岸のドイツ軍部隊が孤立する恐れが生じた。このため両旅団は奪還した町を放棄してオーデル・ナイセ両川合流地点西岸にまで撤退、そこで新しい防衛線を構築した。
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