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第七二一海軍航空隊 : ウィキペディア日本語版
第七二一海軍航空隊[だい721かいぐんこうくうたい]

第七二一海軍航空隊(だい721かいぐんこうくうたい)は、日本海軍の部隊の一つ。特攻兵器桜花の実験・訓練部隊として編成され、太平洋戦争終盤に沖縄戦線で桜花を含む対艦特攻に従事した。通称「神雷部隊」。なお、協力して桜花の訓練・開発を行っていた第七二二海軍航空隊第七二五海軍航空隊も本稿で述べる。
== 第七二一海軍航空隊 ==

=== 概要 ===
第二次世界大戦の後期、戦局の悪化に伴い、日本海軍は対艦攻撃手段としての特攻兵器の開発・運用を本格化させていた。1944年8月に桜花の開発が開始されると、10月1日に実験・練成部隊として、百里原飛行場を基地にて第七二一海軍航空隊(神雷部隊)が編成された。特攻兵器桜花の実験開発及び練成部隊であるのみならず、後に実戦部隊も兼ねた。〔神雷部隊出撃、加藤浩、歴史群像 2006年6月号、学習研究社〕また、戦闘機による特攻隊である建武隊、神雷爆戦隊、神風特攻隊も行った。
721空の通称は、「神雷部隊」であり、岡村基春司令が命名した。由来は疾風迅雷の音を取った〔加藤浩『神雷部隊始末記』p94〕。
主力機種は特攻兵器桜花、桜花を搬送・投下するために母機である一式陸上攻撃機零式艦上戦闘機の護衛戦闘機を伴う戦爆連合隊として編成されたが、戦闘機隊の技量低下も著しく、戦闘機隊も爆装のうえで特攻攻撃に投入された。練習機として桜花K1(MXY-7K1)を用いた〔。
;歴代司令
* 岡村基春 大佐:昭和19年10月1日 - 終戦

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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