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第三十八号哨戒艇 : ウィキペディア日本語版
第三十一号型哨戒艇[だいさんじゅういちごうがたしょうかいてい]


第三十一号型哨戒艇〔昭和15年4月1日付 内令第197号。第三一号型ではない。〕(だいさんじゅういちごうがたしょうかいてい)は、日本海軍哨戒艇。同型艦10隻〔樅型駆逐艦からの編入9隻。若竹型駆逐艦から1隻。海軍の公式類別上では第46号哨戒艇に艦型名は存在しないが、樅型と若竹型の違いは全幅が異なる程度なので同型艦10隻として扱っている(『日本の軍艦 第13巻』p168による)。〕。
== 概要 ==
二等駆逐艦の樅型駆逐艦9隻、若竹型駆逐艦1隻が1940年(昭和15年)4月に雷装のすべてと2番主砲を撤去し、新設された哨戒艇籍に編入された。
開戦直前〔になって第32号から39号は旧2番主砲を復帰させ、甲板上に兵員室を設けて陸戦隊の居住区とし、旧3番主砲を撤去して後部甲板に大発1隻を搭載し艦尾には発進用のスロープを設けた。
開戦時、大発搭載設備を持たない2艇は佐伯防備隊に所属し、大発搭載艇は各地の攻略作戦に従事した。開戦直後のウェーク島攻略作戦で第32号、33号は自ら擱座して陸戦隊を揚陸させるなど活躍した。大戦後半には船団護衛任務が多くなり敵航空機や潜水艦により戦没、終戦時に残っていたのは第36号(旧「藤」)1隻だけだった。
艦番は40から45が欠番になっており太平洋戦争が無ければ他の若竹型駆逐艦も哨戒艇に編入する計画だったとされる〔『日本の軍艦 第13巻』p190による。〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「第三十一号型哨戒艇」の詳細全文を読む



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