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第十六号輸送艦 : ウィキペディア日本語版
第十六号輸送艦

第十六号輸送艦〔本来の艦名表記は第十六號輸送艦(1945年12月20日以降は輸第十六號)。以下、「第十六号」の表記部について同じ。〕(だいじゅうろくごうゆそうかん)は、日本海軍輸送艦第一号型輸送艦の16番艦〔本艦が艦艇類別等級別表に登載された1944年9月1日時点では14番艦。その後同表に第14号輸送艦第15号輸送艦が登載されたため、それら含めると通算で16番艦。〕。離島に対する輸送作戦に従事した。太平洋戦争を生き延びて戦後は復員輸送に従事したのち、賠償艦として中華民国に引き渡された。
==艦歴==

===日本海軍===
マル戦計画の計画名特務艦特型、仮称艦名第2916号艦として計画。1944年8月12日、三菱重工業横浜造船所で建造番号555番船として起工。9月1日、第十六号輸送艦と命名。同日付で第一号型輸送艦の14番艦に定められ〔、本籍を横須賀鎮守府と仮定。10月10日、進水。27日、艤装員事務所を横浜市緑町の三菱仮兵舎内に設置し事務開始。
12月31日竣工し、連合艦隊附属第二輸送隊に編入され、本籍を横須賀鎮守府に定められる。同日、艤装員事務所を撤去。以後、主として父島八丈島硫黄島に対する輸送任務に従事。
1945年2月20日から3月12日まで、横須賀海軍工廠で修理を行う。3月7日現在、第二輸送隊司令輸送艦。4月14日、鳥島挺身輸送のため輸送隊司令旗を第13号輸送艦へ移揚し、横須賀発。19日、横須賀に帰着し輸送隊司令旗を本艦に復帰。
6月17日、伊豆大島沖で空襲を受け損傷。終戦時は横須賀で修理中。8月26日、横須賀鎮守府第一予備輸送艦に定められる。9月15日除籍され、横須賀-グアム-浦賀を皮切りに復員輸送に従事。10月12日、帝国艦船特別輸送艦と呼称される。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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