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第百十一号哨戒特務艇
第百十一号哨戒特務艇〔本来の艇名表記は第百十一號哨戒特務艇。〕(だいひゃくじゅういちごうしょうかいとくむてい)は、日本海軍の未成特務艇(哨戒特務艇)。第一号型哨戒特務艇の47番艇〔本艇が特務艇類別等級別表に登載された1944年11月5日時点で、第27号哨戒特務艇、第33号哨戒特務艇、第34号哨戒特務艇が同表未登載のため、1944年11月5日時点で法令上は44番艇、これら3隻を含めると通算で47番艇となる。〕。 ==艇歴== マル戦計画の特務艇、第2121号艦型の111番艇、仮称艦名第2231号艦として計画。1944年11月5日、第百十一号哨戒特務艇と命名されて第一号型哨戒特務艇の44番艇に定められ、本籍を呉鎮守府と仮定。1945年6月12日、西井造船所で進水。船体完成後は西井造船所で繋留〔世界の艦船『日本海軍護衛艦艇史』p. 114では「20年7月25日横須賀工廠へ引き渡し、兵装工事中終戦」とあるが、宇治山田から横須賀へ回航された記録が無く、1947年2月1日時点で西井造船所に所在して大阪地方復員局管下となっており、戦後横須賀から宇治山田へ回航された記録も存在しない。また福井静夫『昭和軍艦概史III』p. 66でも所在は「西井(宇治山田)」としている。〕。 終戦時未成。8月17日、工事中止が発令される。戦後は西井造船所で繋留されていたが、艤装品の破損による浸水のため坐洲した〔。 1947年2月1日、行動不能艦艇(特)に定められる。11月22日、在東京アメリカ極東海軍司令部から日本に対し、本艇の解体が指令された。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「第百十一号哨戒特務艇」の詳細全文を読む
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