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笹まくら[ささまくら]
『笹まくら』 (ささまくら)は、丸谷才一の2作目の長編小説。第2回河出文化賞を受賞した(1967年7月)〔『丸谷才一全集』第12巻、文藝春秋、2014年9月10日、「書誌・年譜(武藤康史編)」。〕。 == 概要 == 1966年7月20日、河出書房新社より刊行された。装丁は若尾和呂。1973年6月15日、講談社文庫として文庫化された。さらに1974年7月30日、新潮文庫として文庫化された。2014年4月10日刊行の『丸谷才一全集』第2巻(文藝春秋)に収録された。 2002年10月15日、英訳版『Grass for My Pillow』(Columbia University Press)が刊行された。翻訳はデニス・キーン。 最初の単行本の帯には「作者のことば」として次の言葉が付されている。 「徴兵令が布かれてから敗戦の日までの長い歳月のあいだ、日本の青年たちの夢みるもっともロマンチックな英雄は、徴兵忌避者であった。彼らはみな、この孤独な英雄の、叛逆と自由と遁走に憧れながら、しかし、じつに従順に、あの、黄いろい制服を着たのである。そう、ぼく自身もまた。……ぼくの長篇小説『笹まくら』700枚は、そのようなかつてのぼくの従順さに対する錯綜した復讐となるであろう」〔『丸谷才一全集』第12巻、前掲書、506頁。〕
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「笹まくら」の詳細全文を読む
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