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笹川種郎 : ウィキペディア日本語版
笹川臨風[ささかわ りんぷう]

笹川 臨風(ささかわ りんぷう、1870年9月2日明治3年8月7日) - 1949年昭和24年)4月13日)は、日本の歴史家、評論家、俳人。本名は種郎(たねお)。
==経歴==
東京神田生まれ。父の義潔は旧幕臣で後に内務省土木局に勤務し、大阪、名古屋などに移った。
愛知県立中学校、第三高等中学校を経て帝国大学国史科を卒業。旧制宇都宮中学校(現栃木県立宇都宮高等学校)校長、明治大学東洋大学の教授をつとめ、歴史書、美術批評、小説など幅広い著述活動を行った。高山樗牛の友人で、ともに「帝国文学」の編集に携わった。高山の没後、姉崎正治とともに『樗牛全集』を編集した。赤門派の俳人でもあり、1909年、文藝革新会の結成を提唱した。
末松謙澄のもとで毛利家の史料を整理し『防長回天史』編纂に携わったほか、「小右記」「中右記」などの公家日記を収めた『史料大成』(1934-1944)の編集など、史学の発展に貢献した。
1924年、東山文化を論じた「東山時代の美術」で文学博士号取得。
美術史研究でも第一人者と見られていたが、1934年、肉筆浮世絵の大規模な偽造事件(春峯庵事件)で、偽作の推薦文を書いたため、詐欺の共犯容疑で警察に勾留された。
墓所は豊島区駒込染井霊園

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「笹川臨風」の詳細全文を読む



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