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笹沢佐保 : ウィキペディア日本語版
笹沢左保[ささざわ さほ]

笹沢 左保(ささざわ さほ、1930年11月15日 - 2002年10月21日)は、日本小説家。本名は笹沢 勝(ささざわ まさる)。デビュー当時の筆名は笹沢保だが、『招かれざる客』の単行本でデビューした翌年から左保と改めた〔校條剛『ザ・流行作家』p.96〕。
== 来歴・人物 ==
詩人笹沢美明の三男として東京府にて出生。その後、神奈川県横浜市に移った〔そのため、書籍略歴等での「横浜市生まれ」という表記は正確ではない。〕。郵政省勤務時、芝居の台本を執筆しながらチャンスを待っていたのは、余り知られていない。
テレビドラマ化されて大ヒットした『木枯し紋次郎』シリーズの原作者として知られ、推理小説サスペンス小説、恋愛論などのエッセイ他、歴史書等も著し、380冊近くもの著書を残した。筆名の左保は、夫人の名前からとったもの〔初期は同じ読みで佐保表記、またさおとルビが附されたものもある。『空白の起点』光文社カッパノベルスなど〕。
晩年(1988年以降)は、喧噪からの逃避と療養を兼ねて、紋次郎の出生地三日月村に似た三日月町が実在し、田澤義鋪下村湖人を輩出した青年団運動の中心地佐賀県に移り住んだ。以後その地で旺盛な執筆活動を継続し、九州さが大衆文学賞(笹沢左保賞)の創設・運営にも携わり後進を育てた。2001年に佐賀を離れ、2002年10月21日、東京都狛江市の病院で逝去した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「笹沢左保」の詳細全文を読む



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