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笹谷峠[ささやとうげ]
笹谷峠(ささやとうげ)は宮城県と山形県とを結ぶ最古の峠である。標高906m。 == 歴史 == 延喜式において、多賀城から秋田城へと向かう道として開削されたと言われており、山形側の最上郷(現山形市域)に「最上駅」が置かれたとされているが、最上駅の場所について諸説あり遺構も見つかっていないことから、史実として確定していない。明らかな史実としては平安時代まで遡ることができる。周囲には鬼の伝説で知られる有耶無耶関跡、悲恋の伝説を秘める阿古耶の松などの史跡が現在まで伝えられている(笹谷峠は、阿古耶姫の悲恋伝説にまつわる「ささやき峠」が語源であると言われる)。 幕藩時代は仙台と山形を結ぶ最も主要なルートであり、「笹谷街道」と呼ばれ、参勤交代にも使われた。山形藩領では関沢(別名関根とも)に番所が置かれた。仙台藩領では川崎(現川崎町川崎)で2つに分岐し、秋保・長町を経由して仙台城下にいたるルートと、宮(現蔵王町宮)で陸羽街道にいたるルートがあった。 明治時代に馬車道として新道が開削され、これが現在の国道286号に継承されている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「笹谷峠」の詳細全文を読む
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